泣いてみろ、乞うてもいい結末までのあらすじ!101~110話ネタバレ

大人気小説「泣いてみろ、乞うてもいい」、その先の展開が気になっていませんか。
特に物語が大きく動く101話から110話は、登場人物たちの感情が激しく交錯し、目が離せない重要な部分です。
この記事では、原作小説の101話から110話までのネタバレを含むあらすじを詳しく解説します。
また、この魅力的な原作小説はどこで読めるのか、お得な情報もあわせてご紹介しますので、ぜひ最後までお楽しみください。
- 泣いてみろ、乞うてもいい101話~110話のあらすじ
- 登場人物たちの複雑な心情の変化
- 物語の重要なターニングポイント
- 原作小説をお得に読める電子書籍サービス

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泣いてみろ、乞うてもいい原作101話~110話あらすじ
目次
泣いてみろ、乞うてもいい結末までのあらすじと原作


- 原作小説はどこで読めるのか解説
- 101話の詳しいネタバレあらすじ
- 102話でマティアスが見せた異常な執着
- 103話の公爵邸での密会とカナリア
- 104話でレイラは公爵の女王になる
原作小説はどこで読めるのか解説
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101話の詳しいネタバレあらすじ



ここからはネタバレ注意ですよ~
101話では、レイラと彼女を育てるビルおじさん、そしてマティアスの婚約者であるクロディーヌの三者の視点から物語が描かれ、今後の波乱を予感させます。
ビルおじさんの悪夢とレイラの異変
物語は、レイラの養父であるビル・レマーが見た悪夢から始まります。
それは、愛するレイラを失うという恐ろしい夢でした。
悪夢にうなされ夜明け前に目覚めたビルは、窓の外に信じられない光景を目にします。
白い服を着たレイラが、まるで幽霊のように森の道からふらふらと歩いてくる姿です。
その表情は、ビルが見たこともないほど疲れ切っていました。
しかし、翌朝のレイラはいつもの明るい少女に戻っており、ビルは昨夜の出来事が幻だったのかと自分に言い聞かせます。
レイラの成長を喜びつつも、胸に一抹の不安と寂しさを覚えるビルの親心が、切なく描かれるシーンです。
クロディーヌの決意とリエットの告白
一方、マティアスの婚約者であるクロディーヌは、レイラから送り返されたブレスレットと手紙を暖炉の炎に投げ込みます。
彼女は、婚約者の愛人であるレイラの存在を許せず、その痕跡を全て消し去ろうと決意していました。
その様子を見ていた従兄のリエットは、クロディーヌの常軌を逸した行動を深く憂慮します。
彼は、公爵夫人の地位に固執し、自分を見失っているクロディーヌに対し、マティアスとの婚約を破棄するように説得します。
そして、長年秘めていた想いを告白し、自分と結婚してほしいとプロポーズするのです。
しかし、クロディーヌはその手を振り払い、きっぱりと拒絶します。
彼女にとって、築き上げてきた地位や名誉、そして自分が属する世界を捨てることは、愛を選ぶことよりも耐え難いことでした。
この選択が、彼女をさらなる憎悪へと駆り立てていくことになります。
102話でマティアスが見せた異常な執着


102話では、ヘルハルト公爵家の夫人たちのマティアスへの懸念と、当のマティアス自身の異常なまでのレイラへの執着が明らかになります。
公爵家の夫人たちの懸念
皇后の誕生パーティーのため、マティアスの母エリーゼと祖母カタリナは首都へ出発します。
しかし、二人の心は晴れません。マティアスと庭師の娘であるレイラの間に、ただならぬ何かがあることを薄々感じ取っていたからです。
彼女たちは、マティアスがレイラに便宜を図っていることの裏に、特別な感情があることを見抜いていました。
しかし、クロディーヌとの重要な結婚を目前に控え、波風を立てないよう「知らないふり」をすることが最善だと判断します。
母エリーゼは、息子マティアスの本質を誰よりも理解していました。
彼は完璧な後継者を演じているだけで、一度心変わりすれば、その全てを投げ出すことも厭わない傲慢で硬骨な気質の持ち主だと。
この母親の懸念が、後の展開を暗示しています。
レイラの窓辺に現れた公爵
その夜、勉強を終えたレイラの部屋の窓が、何者かによって叩かれます。
そこにいたのは、なんとマティアス・フォン・ヘルハルト公爵でした。
彼は、ビルおじさんに見つかるかもしれないというレイラの制止も聞かず、彼女を強引に窓から連れ出します。
このシーンは本当に衝撃的ですよね。
公爵という身分でありながら、夜中に恋人の部屋の窓を叩いて連れ出すという行動は、彼の常識を超えた執着心の表れと言えるでしょう。
マティアスは、レイラの手を固く握り、彼女を全く別の道へと導いていきます。
「見せたいものがある」と低く囁く彼の行動は、レイラを恐怖と困惑に陥れるのでした。
103話の公爵邸での密会とカナリア


103話は、社交界で完璧を演じるクロディーヌの姿と、マティアスによって公爵邸の私室へと連れ込まれたレイラの恐怖と困惑が対照的に描かれます。
社交界の女王クロディーヌ
首都のパーティーに出席したクロディーヌは、未来のヘルハルト公爵夫人として、誰からも羨望の眼差しを向けられます。
彼女は、長年の教育によって培われた完璧な淑女の仮面を被り、優雅に振る舞います。
彼女の母親も、娘が帝国の社交界の頂点に立つことを誇らしく思っていました。
しかし、彼女の内面では、リエットの愛を捨てたことへの後悔と、レイラへの激しい憎悪が渦巻いていました。
彼女は、完璧な結婚を手に入れるため、邪魔者であるレイラを心の中で何度も殺すのでした。
公爵の寝室と一羽の鳥
一方、マティアスに連れてこられた場所が公爵邸の彼の私室だと知ったレイラは、恐怖で身がすくみます。
使用人に見つかるのではないかという恐怖に震えるレイラを、マティアスは面白そうに眺めながら、さらに奥の寝室へと案内します。
マティアスが「見せたいもの」とは、彼がそこで飼っている一羽のカナリアでした。
彼が口笛を吹くと、寝室の奥から飛んできた美しい黄色のカナリアが、彼の手にそっと止まるのです。
その光景に、レイラは驚きを隠せませんでした。
この話では、クロディーヌの「虚飾の愛」と、マティアスの「歪んだ純粋さ」が対比されています。
クロディーヌは社会的成功のために愛を捨て、マティアスは自分の欲望のままにレイラを所有しようとします。
そして、その象徴として「カナリア」が登場するのです。
104話でレイラは公爵の女王になる


104話は、マティアスとレイラの関係性が大きく変化する重要な転換点です。
レイラは恐怖を乗り越え、マティアスを支配する「女王」として振る舞うことを決意します。
翼を切られたカナリア
レイラは、人懐っこいカナリアをどうやって手懐けたのかとマティアスに尋ねます。
すると彼は、「翼を切った」と平然と答えました。
その言葉はレイラの胸に深く突き刺さります。翼を切り、鳥かごに閉じ込め、手なずける。
それはまさに、マティアスが自分に対して行っていることそのものだと気づいたからです。
自分の人生が、彼の欲望によって踏みにじられたことを改めて痛感したレイラ。
彼女の心に、深い憎しみと共に、ある決意が芽生えます。
復讐の女王へ
その夜、ベッドの上で、レイラはこれまでの恐怖に満ちた受け身の姿勢を捨て、自らマティアスを誘惑し始めます。
彼女は、彼が自分を支配しているのではなく、彼の欲望が自分に支配されているという事実に気づいたのです。
マティアスの下でただ震えているのではなく、彼の上に乗り、彼を支配する「女王」として振る舞うレイラ。
その大胆な行動に、マティアスは驚きながらも、甘い敗北感と共に彼女の挑発を受け入れます。
彼は、この不埒で愛しい女が仕掛けてきたゲームに、喜んで乗ることにしたのでした。
このシーンは圧巻ですね。
か弱い被害者だったレイラが、自らの意思でマティアスを翻弄しようとする姿には、彼女の強さと覚悟が感じられます。
ここから二人の危険な関係が、新たなステージへと進んでいくのです。


泣いてみろ、乞うてもいい結末までのあらすじ


- 105話でクロディーヌが書いた手紙
- 106話でレイラが欲しかったプレゼント
- 107話でビルおじさんが知った真実
- 108話の「後悔していない」という言葉
- 109話と110話でのレイラの最後の願い
- 泣いてみろ、乞うてもいい結末までのあらすじ まとめ
105話でクロディーヌが書いた手紙


105話では、レイラとマティアスの関係がさらに深まる一方で、クロディーヌが取り返しのつかない行動に出てしまいます。
翻弄されるマティアス
レイラは、マティアスを支配する「女王」として、彼を挑発し続けます。
しかし、その優位性が、実はマティアスが許容している範囲内でのものに過ぎないことに気づき、レイラは侮辱と羞恥心に襲われます。
結局、再びマティアスに主導権を奪われてしまうレイラ。
しかし、この一連の出来事は、マティアスの心に確かな変化をもたらしていました。
彼は、レイラが何かを欲しがっていることを見抜きつつも、彼女の望むものを全て与えたいとさえ思い始めていました。
リエットとの決別とクロディーヌの暴走
一方、ラッツのパーティーで、クロディーヌは従兄のリエットとワルツを踊ります。
それは、リエットの長年の片思いに終止符を打つ、別れのダンスでした。
彼が自分から離れていくことを実感したクロディーヌは、愛を失ったことへの怒りと絶望を深めます。
彼女は、「自分だけが愛を失うのは不公平だ」という歪んだ考えに至ります。
マティアスがレイラという「愛」を手にしていることが許せず、彼からも愛を奪い去ろうと決意するのです。
そして、クロディーヌはついに、最も残酷な手段を選びます。
彼女はペンを取り、レイラの養父であるビル・レマー宛に、二人の関係を暴露する匿名の手紙を書き始めるのでした。
この行動が、全ての関係者を破滅へと導く引き金となります。
106話でレイラが欲しかったプレゼント


106話では、レイラの復讐計画が具体的に動き出すと共に、マティアスのレイラへの想いが「執着」から「渇望」へと変化していく様子が描かれます。
レイラの誕生日プレゼント
マティアスは、昨夜のレイラの行動の裏には何か目的があると感じ、「一体何が欲しいのか」と尋ねます。
レイラは一瞬戸惑いながらも、芝居を続けることを決意します。
彼女は、来月来る自分の誕生日に、プレゼントが欲しいとねだるのでした。
「どんなプレゼントが欲しいのか」と問うマティアスに、レイラは「まだ悩んでいる」とはぐらかします。
そして、彼が自分を「きれいだと言ったから、きっとくれるはず」と、子供のように無邪気に、しかし大胆に振る舞うのです。
その姿に、マティアスは我慢できずに笑い出してしまいます。
レイラの下手な演技と、それに喜んで翻弄される自分の姿を、マティアスは嫌ではないと感じています。
この女を手に入れるためなら、どんな代償も厭わない。彼の感情は、もはや単なる所有欲ではなくなっているのです。
レイラのいないアルビス
マティアスは、レイラと共に過ごす日々を想像し、彼女と結婚するというあり得ない妄想に囚われます。
彼は、その選択がヘルハルト公爵としての人生を捨てることだと理解しつつも、渇望を止められません。
彼にとって、レイラはもはやアルビスの領地そのものの一部となっていました。
「君がいないアルビス」を想像できないほど、彼の心はレイラに深く侵食されていたのです。
彼はレイラに「君は私のものだ。頭からつま先まで、全部」と囁きますが、レイラは「あなたは、私のものではないでしょう?」と問い返します。
その無情な問いに、マティアスは「うん」と答えるしかありませんでした。
107話でビルおじさんが知った真実
107話では、クロディーヌが投じた一石が大きな波紋を呼び、ついにビルおじさんがレイラとマティアスの関係を知ってしまう、悲劇的な展開が描かれます。
匿名の手紙がもたらした疑念
クロディーヌからの匿名の手紙を受け取ったビル・レマー。
そこには、レイラが婚約者のいる男性と不適切な関係にあると書かれていました。
ビルは当初、卑劣な中傷だと激怒しますが、夜中に幽霊のように帰ってきたレイラの姿が脳裏をよぎり、不吉な予感を拭えません。
彼は手紙を燃やし、レイラを信じようとしますが、一度芽生えた疑いは消えず、苦悩します。
一体誰が、レイラと関係を持つような度胸のある男なのか。
そう考えた時、ビルの頭に「まさか」という一人の男の顔が浮かびますが、あまりにあり得ない考えに自ら打ち消すのでした。
レイラの辞職と逃亡計画
一方、レイラは復讐計画の最終段階に入っていました。
彼女は学校に辞表を提出し、アルビスを去る準備を着々と進めます。
公爵の執着心を最大限に高めた上で、彼の元から姿を消し、その心を粉々に砕く。それが彼女の計画でした。
しかし、その決意の裏で、彼女の心は砂のようにザラザラとすり減っていきます。
マティアスの優しい言葉や美しい青い目を、必死に忘れようと努めるのでした。
その夜、ビルは再び夜の森へ向かうレイラの後をつけてしまいます。
そして、彼が目にしたのは、離れの明かりと、そこにいるであろうレイラ、そしてその離れに入っていくヘルハルト公爵の姿でした。
ビルの最後の希望は、この瞬間、完全に打ち砕かれます。
108話の「後悔していない」という言葉


108話は、レイラの最後の希望が打ち砕かれ、復讐の決意を固める悲しいエピソードです。そして、ビルおじさんはついに決定的な瞬間を目撃してしまいます。
レイラの最後の問いかけ
離れでマティアスと会ったレイラは、彼に一つの問いを投げかけます。
「自分にしたことを、ほんの少しは後悔しているか」と。
彼女の心には、まだわずかな希望が残っていました。
もし彼が少しでも罪悪感を見せてくれるなら、この心の痛む復讐を止められるかもしれない、と。
しかし、マティアスの答えは無慈悲でした。
彼はレイラをまっすぐに見つめ、「いや、自分は何も後悔していない」と静かに言い放ちます。
その高慢な顔には、罪悪感の影すら見当たりませんでした。
このマティアスの言葉は、本当に残酷ですよね。
レイラの最後の望みを打ち砕くには十分すぎる一言でした。
この瞬間、レイラの復讐はもはや揺るぎないものになったと言えるでしょう。
あなたらしい答えだ、とレイラは静かに微笑みます。
そして、「私もです」と、何も後悔していないと、これまでで最も真実のこもった告白をするのでした。
涙の帰り道とビルおじさんとの対面
マティアスと別れた帰り道、堪えていたレイラの涙が溢れ出します。
彼への憎しみが、熱い鉄の塊のように心を押しつぶし、彼女はわあわあ泣きながら森の道を歩きます。
この憎しみから逃れたいと、切に祈りながら。
その時、「レイラ!」と自分を呼ぶ震える声が聞こえました。
そこに立っていたのは、全てを目撃してしまったビルおじさんでした。
苦痛に歪んだ彼の顔を見た瞬間、レイラの両足は力を失い、その場に崩れ落ちるのでした。
109話と110話でのレイラの最後の願い
物語はついにクライマックスへ。109話と110話では、全ての関係者の運命が大きく動き出します。
ビルおじさんの決意と逃亡計画
全てを知ったビルおじさんは、怒りと絶望に打ちのめされます。
彼は、自分の事故がマティアスに利用され、その代償としてレイラが犠牲になったことを悟るのでした。
マティアスの命を奪おうとしますが、そうなればレイラの評判が地に落ちることを思い、踏みとどまります。
レイラは、ビルに泣きながら懇願します。
全てを終わらせ、遠くへ行くと。
その言葉を聞き、ビルは決意を固めます。
「行こう、レイラ。この世の果てまででも一緒に逃げよう」と。
彼の人生において、レイラより大切なものは、もはや何もありませんでした。
マティアスの違和感
ラッツへ出発する朝、マティアスは庭でビルを見かけます。
殺意を抑え、忠実な使用人のように頭を下げるビルの姿に、マティアスは何も気づきません。
しかし、ラッツへ向かう道中、彼は言いようのない焦燥感に駆られます。
まるで大切なものを失くしてしまったかのような、胸の奥深くから湧き上がる異物感に、彼は何度もアルビスの方を振り返るのでした。
レイラの最後の願いと復讐
学校からの帰り道、レイラはラッツへ向かったはずのマティアスの車に遭遇します。
彼は、レイラに誕生日プレゼントの答えを聞くために引き返してきたのです。
そして、レイラは眩しいほどの笑顔で、最後の願いを告げます。
「愛して欲しい。自分を愛してくれたら嬉しい」
それは、彼女の最後の復讐でした。
この「愛」という言葉が、彼の胸に永遠に癒えない傷として残るようにと。
彼女は心の中で最後の別れを告げ、マティアスは言葉を失い、その場を去るのでした。
そして、ラッツの邸宅で、彼がクロディーヌとの関係を清算しようとしたその時、アルビスから緊急の連絡が入るのです。


泣いてみろ、乞うてもいい結末までのあらすじ まとめ
- ビルはレイラを失う悪夢を見て彼女の異変に気づき始める
- クロディーヌはレイラの存在を消すためブレスレットを暖炉に捨てる
- リエットはクロディーヌに想いを告白するが拒絶される
- 公爵家の夫人たちはマティアスとレイラの関係を懸念し始める
- マティアスはレイラを夜中に連れ出し執着心を見せる
- クロディーヌは社交界で完璧な淑女を演じながらレイラへの憎悪を募らせる
- マティアスはレイラに「翼を切って」手懐けたカナリアを見せる
- レイラはカナリアの姿に自分を重ね復讐を決意する
- レイラはマティアスを支配する「女王」として振る舞い始める
- クロディーヌはリエットとの決別後ビルに匿名の手紙を送る
- レイラは誕生日プレゼントとしてマティアスに愛をねだる芝居をする
- マティアスはレイラのいないアルビスを想像できなくなっている
- ビルは匿名の手紙とレイラの行動から真実を知り絶望する
- レイラはマティアスに後悔の念がないことを確認し最後の望みを絶たれる
- ビルはレイラと共にこの世の果てまで逃げることを決意する
- レイラは最後の復讐としてマティアスに「愛して欲しい」と告げる