泣いてみろ、乞うてもいい結末までのあらすじ!11~20話ネタバレ

『泣いてみろ、乞うてもいい』の物語に心を奪われ、今後の展開、特に結末までのあらすじが気になっている方も多いのではないでしょうか。

残酷でありながらもどこか惹かれてしまうマティアスと、健気で芯の強いレイラ、二人の関係はどこへ向かうのか、原作小説との違いはあるのかといった疑問や、各話の感想を探している方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、特に物語が大きく動く11話から20話のネタバレを中心に、詳しく解説していきます。

読み進めることで、物語の核心に迫る重要な出来事を深く理解できるはずです。

『泣いてみろ、乞うてもいい』結末までのあらすじ【11話～14話】

まずは物語の序盤から中盤にかけての重要な転換点となる11話から14話までのあらすじを、作品の基本情報とあわせて解説します。

• タイトル意味と原作小説との違い【ネタバレ】
• 主人公マティアスとレイラの関係と感想
• 11話：帽子と12話：眼鏡の行方
• 13話：真夜中の侵入と14話：屈辱

タイトル意味と原作小説との違い【ネタバレ】

『泣いてみろ、乞うてもいい』という印象的なタイトルは、主人公マティアスのレイラに対する歪んだ支配欲を象徴する言葉です。

実際に物語が進行する中で、マティアスがレイラを精神的に追い詰め、自分に屈服させるために口にするセリフとして登場します。

この一言に、彼のサディスティックな愛情表現と、逃れられない関係性が凝縮されていると考えられます。

本作は、韓国の作家Solche氏による原作小説を基に、作画担当のINUS氏によって漫画化されました。

そのため、基本的なストーリーラインや設定は原作小説に準拠しています。しかし、表現方法にはそれぞれ特色があります。

原作小説と漫画版の表現の違い

原作小説では、登場人物の心情や葛藤がより詳細なテキストで描かれており、マティアスやレイラの複雑な内面を深く読み解くことができます。

彼らの行動の背景にある思考をじっくりと追体験したい方には、小説版が向いているかもしれません。

一方、漫画版は視覚的な表現が最大の魅力です。

マティアスの冷徹な眼差しや、レイラの悲痛な表情、緊迫したシーンの空気感がダイレクトに伝わってきます。

原作の雰囲気を大切にしながらも、漫画ならではのテンポの良さで物語が展開するため、スピーディーに楽しみたい読者には最適です。

一部のシーンの省略や、逆に漫画独自の演出が加えられている部分もあり、両者を比較して楽しむのもおすすめですよ。

主人公マティアスとレイラの関係と感想

本作の物語は、ヘルハルト公爵であるマティアスと、彼の領地に住む庭師の養女レイラという、圧倒的な身分差を持つ二人の関係を軸に展開します。

彼らの関係は、単純な恋愛物語とは一線を画す、支配と服従、加虐と忍従が入り混じった非常に歪なものです。

マティアスは、レイラに対して異常なまでの執着を見せ、彼女を精神的に追い詰めることで悦びを感じるかのような冷酷な行動を繰り返します。

しかし、彼の行動の根底には、彼自身も自覚していない歪んだ愛情や独占欲が存在するとも読み取れますね。

一方のレイラは、理不尽な仕打ちを受けながらも、決して尊厳を失わない芯の強さを持っています。

彼女の健気さや、時折見せる反抗的な眼差しが、マティアスの心をさらにかき乱す要因となっているのです。

この二人の関係性について、読者からは様々な感想が寄せられています。

「マティアスの行動が残酷すぎて見ていられない」「これは愛情ではなくDVだ」といった批判的な意見は少なくありません。一方で、「この危うい関係がどう変化していくのか目が離せない」「マティアスの隠された本心や過去が気になる」

など、ダークな魅力に引き込まれている読者も多く存在します。

レイラの境遇に同情し、彼女を応援する声や、レイラに優しく接するカイルの存在に救いを求める声も目立っていました。

11話：帽子と12話：眼鏡の行方

11話では、マティアスとレイラの歪な関係性を象徴する「帽子事件」が描かれます。

マティアスはレイラに対し、無理やりサンドイッチを食べるよう命令します。

食欲のないレイラが苦しんでいると、彼は室内で帽子をかぶっていることを理由に、レイラの大切な麦わら帽子を取り上げ、窓から川へ投げ捨ててしまいました。

裸にされたような屈辱を感じたレイラは、怒りに震えながらも帽子を取り戻そうとします。

泳げないにもかかわらず川に入り、必死に帽子に手を伸ばしますが、足を取られて溺れかけてしまいました。

結局、レイラを川に突き落とした張本人であるマティアス自身が川に飛び込み、彼女を助け出します。

助けられた後もレイラは毅然とした態度を崩さず、びしょ濡れのまま彼を睨みつけ、水滴を飛ばしてささやかな復讐を遂げました。

この一件で、レイラは彼への恐怖と怒りを新たにします。

続く12話では、レイラが川岸に置き忘れた眼鏡が物語の鍵となります。

レイラは眼鏡がないことに気づき、カラスが持っていったのではないかと考えますが、見つけることができません。

実は、眼鏡はマティアスが密かに持ち去り、自室の引き出しに保管していました。

彼はレイラの眼鏡を手に取り、彼女を思い浮かべながら「レイラ・ルウェリン」という名前を口ずさみます。

この行動は、彼のレイラに対する執着心が、単なる気まぐれや遊びではない、より根深いものであることを示唆しています。

13話：真夜中の侵入と14話：屈辱

眼鏡の行方に確信が持てないレイラは、13話で大きな決断をします。

マティアスが眼鏡を隠し持っているのではないかという疑念を拭いきれず、ついに真夜中、彼の離れに忍び込むことを決意しました。

公爵の私的な空間に侵入するという行為が、どれほど危険なことかを理解しながらも、自分の力で手に入れた大切な眼鏡を取り戻したい一心での行動でした。

しかし、これは全てマティアスの仕掛けた罠でした。

レイラが離れに侵入し、必死に眼鏡を探していると、暗闇の中からマティアスが現れます。

彼はレイラが来ることを予測し、待ち構えていたのです。

14話では、罠にかかったレイラに対するマティアスの屈辱的な行為が描かれます。

彼はレイラを泥棒扱いし、精神的に追い詰めました。そして、返すつもりもなかった眼鏡をレイラにかけさせると、彼女の唇に指を這わせるという思わせぶりな行動に出ます。

レイラは恐怖と混乱でなすすべもなく、彼のなすがままになるしかありませんでした。

この出来事はレイラの心に深い傷を残し、彼とは二度と会いたくないと強く決意させることになります。

一方でマティアスは、レイラという存在が自分の人生にとって「それだけの価値はない」と結論付けようとしながらも、彼女への欲望を自覚し、コントロールできなくなりつつある自分に気づき始めていったのです。

『泣いてみろ、乞うてもいい』結末までのあらすじ【15話～20話】

物語はさらに核心へと迫っていきます。

このセクションでは、二人の関係がより複雑に絡み合い、新たな登場人物の思惑も交錯する15話から20話までの展開を追っていきます。

• 15話：死の道と16話：マティアスの本心
• 17話：招待と18話：パーティー
• 19話：テラスでのキスと20話：涙
• どこで読める？おすすめ漫画アプリ
• 総括：泣いてみろ、乞うてもいい結末までのあらすじ

15話：死の道と16話：マティアスの本心

15話でマティアスは、レイラを自分の元へ来させるため、さらに残酷な手段を用います。

彼は狩りと称して森に入り、わざとレイラの小屋へ続く道沿いに、撃ち殺した鳥を次々と捨てていきました。

鳥を愛するレイラが、死骸を放っておけず、埋葬するために後を追ってくることを確信しての行動です。

彼の予測通り、レイラは鳥たちの亡骸を埋めながら、意図的に作られた「死の道」をたどり、森の奥で待ち構えるマティアスの前に姿を現しました。

続く16話では、マティアスの本心と、レイラを自分の意のままにしようとするクロディーヌの思惑が明らかになります。

マティアスは、自分から逃げようとするレイラに対し、「自分の世界の全てのものは、あるべき場所にいればいい」と告げ、暗に自分から離れることを許さないと宣告しました。

彼は、レイラが見せる予測不能な感情や、屈しない様に楽しみを見出しており、彼女を自分の管理下に置くことに満足感を覚えていたのです。

一方で、マティアスの婚約者であるクロディーヌは、レイラの存在を快く思っていませんでした。

レイラが自分に対して臆することなく、超然とした態度を取ることに侮辱を感じ、彼女を屈服させる機会をうかがっていました。

そして、友人たちを招いたパーティーにレイラを招待し、みすぼらしい彼女を衆目の前で辱めることで、自分の優位性を知らしめようと画策するのです。

17話：招待と18話：パーティー

17話では、レイラを心配する周囲の優しさと、それを踏みにじるマティアスの冷酷さが描かれます。

パーティーの招待状を受け取ったレイラを案じ、庭師のビルおじさんと料理人のモナ夫人は、彼女のために内緒で美しいドレスと靴を用意しました。

しかし、この善意のプレゼントは、執事を通じて情報を得たマティアスによって妨害されます。彼はビルおじさんたちが用意したドレスを処分させ、代わりに自分が選んだ、より高価で華美なドレスと宝飾品を、ビルおじさんからのプレゼントであるかのように見せかけてレイラに届けさせました。

そして18話、運命のパーティー当日が訪れます。レイラはマティアスが用意したとは知らずに美しいドレスを身にまとい、友人のカイルにエスコートされて会場に現れました。

その姿は周囲の目を引くほど美しく、特に彼女の瞳と同じ色のエメラルドがあしらわれたネックレスは、マティアス自身が選んだものでした。

クロディーヌは計画通りレイラを友人たちに紹介し、彼女の境遇を憐れむそぶりを見せながら、巧妙に辱めようとします。

しかし、レイラがカイルと親密にしている様子や、予想以上に堂々とした姿に、かえって心中穏やかではなくなってしったのです。

19話：テラスでのキスと20話：涙

19話では、パーティー会場のテラスで、登場人物たちの感情が激しくぶつかり合います。

カイルの母に引き離され、一人テラスに残ったレイラ。

そこにマティアスがクロディーヌを伴って現れました。

クロディーヌはマティアスに対し、見せつけるようにキスを要求します。

マティアスは、テラスの反対側で固唾をのんで見つめるレイラから視線を外すことなく、クロディーヌの唇にゆっくりと自分の唇を重ねました。

この光景に衝撃を受けたレイラは、その場から逃げるように庭へと駆け出します。

そして20話、物語のタイトルを象徴するシーンが訪れます。

庭のパーゴラで一人佇むレイラの前に、マティアスが再び姿を現しました。

彼は、自分を嫌悪し、恐怖に怯えるレイラに対し、「君が泣くと面白い」と平然と言い放ちます。

そして、金色の髪に手を触れ、冷たく厳しい声で命令しました。

「泣いてみろ」 さらに彼は、気前よく付け加えます。 「乞うてもいい」

このあまりにも残酷な言葉に、張り詰めていたレイラの心の糸が切れ、彼女の瞳からは大粒の涙が溢れ落ちました。

レイラが自分の言葉によって泣き崩れる姿を見て、マティアスは満足げに微笑むのでした。

この涙は、完全に自分の支配下にある証だと感じ、彼は完璧な夏の夜に悦に入ります。

どこで読める？おすすめ漫画アプリ

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まとめ：泣いてみろ、乞うてもいい結末までのあらすじ

この記事では、『泣いてみろ、乞うてもいい』の11話から20話までのあらすじと、作品の魅力について解説しました。最後に、本記事の重要なポイントをまとめます。

• タイトルはマティアスの歪んだ支配欲の象徴
• 原作は韓国の小説で漫画版とは細かな描写に違いがある
• マティアスはレイラを精神的に追い詰めることで悦びを感じる
• レイラは過酷な状況でも気高さを失わない芯の強い少女
• 11話では帽子を川に投げられレイラは溺れかける
• 12話でマティアスはレイラの眼鏡を密かに保管する
• 13話でレイラは眼鏡を取り返すため離れに侵入する
• 14話のマティアスによる屈辱的な行為がレイラの心を傷つける
• 15話では狩りで鳥を殺しレイラを意図的に誘導する
• 16話でクロディーヌはレイラをパーティーに招待し辱めようと画策
• 17話でビルおじさんたちの善意のドレスがマティアスによってすり替えられる
• 18話でレイラはカイルにエスコートされパーティーに出席する
• 19話でマティアスはレイラに見せつけるようにクロディーヌとキスをする
• 20話でマティアスはレイラに「泣いてみろ、乞うてもいい」と囁き涙を流させる
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